「ちょっと何なの!?」





戸惑いと驚きをつかまれた手と一緒に振りほどいた。





「てかアンタ誰!?」





アタシがそのヒトを睨むと鋭い視線がぶつかる。





つけまとラインで囲まれた瞳はアタシを真っ直ぐに見つめている。





その透き通った輝きを持つ瞳。





「もしかして………ナツキ君?」





何も言わずにそのヒトは視線をそらした。