第14話 「どうして?」







その日の帰り道。





アタシはいつもの何倍もテンションが上がっていた。





しがみついているケイの細い腕も今ならアタシが支えていける気がする。





「めちゃくちゃテンション高いね」





アタシとケイのこれから先に何があるかわからないけど。





「だってケイのおかげでカミーユに会えたんだよ! もうマジで嬉しかったよ!」