そして夏休みが終わり、二学期が始まった。





相変わらずクラスの中でアタシは浮いた存在だったけど、リエとエリーのおかげでそれほど苦しくもなかった。





ただ―――





「ということで、1−Bはお好み焼に決定です」





笑顔でエリーが黒板に書いて言った。





やる気がないのはクラスの半分くらい。





二ヶ月に一回はテストがあるのにそんなことしていられるかよ。





と後ろの席の男子がボヤいている。