JDKハルヤ 〜性同一性障害のモデル〜

「いいんですか? 初めてお会いしたのに………」





「初めてだけど初めてじゃないの。だから遠慮しないで」





その言葉が理解できないまま、





アタシは彼女の開けた扉からVIPルームに入った。





中では赤い光を操るDJがこの部屋のためだけにプレイしていた。





それをBGMに踊ったり、




しゃべったりしている「オンナ」のコ達。





どのコもメイクや服が完璧でモデルみたい―――