「リエ姉のほしいモノはどうやっても手に入らないんだよね?」





「ユミ!」





リエは起き上がってユミちゃんに枕を投げ付けた。





「余計なことは言わなくていいの!」





「コワーイ」





アタシはそんないつもの姉妹のやりとりを羨ましく見ていた。





アタシと姉のアヤカは、こんなふうには話せないから。