がばっ!!!
「ヒャアッ!?」
「かわいいですわ〜」
アリスに抱き着いたセリアはそう言いながら目をキラキラと輝かせていた。
驚いたアリスはふと頭の中で思った。
あれ?
なんか前にもこんなことがあったような・・・デジャブ?
「お、王女。
ちょっと苦しいです・・・」
「ああっ、ごめんなさい!
それよりもその敬語はいらないわ。
名前で呼んで?」
「でも、」
「いいから、ね?」
「じゃ、じゃあ・・・セリア」
「何かしら?」
遠慮がちにアリスがセリアを呼ぶとふわっと笑いながらアリスを見た。
「ありがとう」
アリスもニコッと笑い、セリアにお礼の言葉を言った。
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