【連作】そらにかなでし〜平安朝禁断恋草紙①〜

一の君の憂いを含んだ視線の先では、昼の陽気にふっくらと膨らんで、今にもほころばんとしていた、あの白い花が、夜気に寒々と、固くつぼみを閉ざしております。