試合結果は5-4の逆転勝ち。 残り五分のとこで4-4の同点に追いつき、 残り二分で佐伯くんが5点目を入れた。 「佐伯くん凄かった~!」 今は試合後。 選手達は皆、着替えに行っている。 「凛ちゃん。」 「ん?」 瑠璃が椎夏に聞こえないよう、小声で話してきた。 「私達、先に帰ったほうがいいかな?」 あ~、確かに。 ここは二人っきりの方が良さそう。 「うん、そうだね。」