暖かくて、安全な ソウマの家。 父上は、出張中らしかった。 事情は説明してくれて、 父上の許可の下、 あたしはここに 泊っていいことになった。 姉ちゃんの作ったご飯を食べているとソウマがお風呂から出てきた。 あ、そうだった。 あたしは急に思い出して、 「ソウマ、ありがとう」 立ち上がって頭を下げた。 「えっ?」 「いや、わざわざ助けに来てくれて」