そうして、移送レーンに乗せられていたら管制室の声が聞こえた、というわけだった。

口を挟んだのは、チャンスだと思ったからだ。

痛みが徐々に引いていく――代わりに、

「あ……」

目を開いた真人は、

「あぁ……」

眼前に、

「ああああ……」
、、
彼女を見た。

目の前のスクリーンに、彼女が。

それは――

『ギルディウス弐号機、出撃!!』





すさまじいGが機体と真人を襲ったのと、同時だった。