だけど、私はどんっと突き飛ばしてしまった。



私が入った場所は、社長室の手前のドアだったのだ。



しかも、そこは、社長の義理の父親の居る部屋だった。



社長の義理の父親は、社長に用があるらしく、今日たまたま来たようで、唇を触っている。