教室に入る前に私はそのパンを
食べて何もない顔で
教室に入った。


「李呑〜やっぱなかった?」

「ぁ〜ぁ…うん!!
ってか千佳子〜!!この学年に
関西弁の人いるじゃん〜」

「えっと…有坂優馬?
あのちっちゃい子でしょ?」

「ちっちゃいっけ?」

「160ちょいってとこかな?」

「そうなんだ〜」

「なんで?気になるの?」

「えっ( ̄□ ̄;)!!
そうじゃなくて〜ただ
関西弁だったから…」

「なんか怪しい〜」

私は声をそろえて言う千佳子と
晴奈の頭を叩いた。

「そんなんじゃないってば…」