一時期、解散し 月は道場に向かった。 ガラッ 戸を開けるとそこには平時がいた。 「何をしているの?」 「ん?おぉ月か」 くるっと後ろを向き月をみて自然に話してきた。 「ここは?」 「ここは私の剣道場よ」 私のために作ってくれた剣道場。 立入禁止って訳じゃないけれど……。 心苦しさがまだとれず顔が引きつってしまう。