それから約四十分くらいで完成した。

「よっし、完成~。」

ハンバーグの乗ったお皿とスープ皿をテーブルに乗せて、ハニーを呼びに行く。

「ハニー?ご飯だよ~。」

・・・・。

返事が返って来ない。あたしはリビングを覗く。

「……クスクス。寝ちゃってる。」

そこには、ソファーの肘掛けを枕に寝ているハニーがいた。

目の前のテーブルには、クレヨンと一枚の絵。

『みやびおねぇちゃんとハニー。』

とおっきな字で書いてあって、その下で手を繋いでるあたしとハニー。

思わず笑みがこぼれた。

あたしはタオルケットをハニーにかけると、台所へ戻った。

「おやすみ、ハニー……。」