「熱烈な歓迎ありがとうねー。」

「つめたいところも、すてき……vv」

この子ほんとに幼稚園児なのか?
まぁいいや。
早く帰ろう。

「ハニー、帰るぞー。」

あたしがハニーの名前を呼ぶと、ひょっこりと玄関から顔を出した。

「みやびおねえちゃん!!」

そう言って走ってくる。

可愛いーっ!!

どしゃっ

あ、また転んだ。

「お、おかえりぃーっ……(涙)」

ポテポテと歩きながら近寄って来たので、
ギュウッとしてあげた。

「泣かないの、ね?」

「う゛ん……(涙)」

「よしよし、さぁて帰ろう。先生、ハニー連れて帰りまーす。」

他の保護者の人としゃべってた先生に一言いれて、あたし達は幼稚園を後にした。