イケメン王子とワガママ姫




「奈緒!!」


聞こえたのは…




「大丈夫?」



栞の声。



あたしの前まで来て


同じようにしゃがむ。



栞の顔を見たら


胸の奥から悲しみが


こみあげてきた。



「栞…」



視界が歪む。


栞の顔がよく見えない。



そっと栞が抱き締めてくれる。



「泣いていいよ…

奈緒の言いたいこと

全部聞くから…」