【続】貧乏姫と金持ち王子





「聖夜と紗雪をお願いしてた保育園で会ったんだ……。向こうには4歳の男の子がいてね。元カノが子供を預けてるなんて知らなかった。昨日、迎えに行った時に、元カノの子供と聖夜と紗雪が遊んでてね。2人共帰りたがらなくて困ったよ」



悠翔さんがクスッと笑った。


私は、ただ俯いて黙って話を聞いてるだけ。



「向こうがさ、子供同士が仲良くなったから一緒に晩ご飯でもどうか?って言って来て……断ったんだ……」



えっ?


私は顔を上げて悠翔さんを見た。



「でも元カノの子供から家に来てって言われるし、聖夜と紗雪も行きたいって言い出してさぁ…。それで元カノの家に行って、晩ご飯を食べて帰ったんだ」


「それだけ?」


「それだけ。やましいことは何もないし、俺が愛してるのは雪と聖夜と紗雪だけ」


「……悠翔…さん…」



でも……。


じゃー何であの時、私が電話した時、態度が違ったの?


どうして電話を押さえたの?