♪~♪~♪~


んっ……。


携帯が鳴ってる。


目を開けると寝室のベッドの上で、俺の両側には聖夜と紗雪が気持ち良さそうに寝てるし…。


2人を寝かせてる間にいつの間にか一緒に寝てたんだ……。


鳴り続ける携帯。



「もしもし…」


『悠翔さん?』


「雪?」



今日の朝までいたのに、雪の声を聞くのは久しぶりのように思えた。



『寝てた?』


「あ、うん…。聖夜と紗雪を寝かしつけてる間にいつの間にか一緒に寝てた」


『ゴメンね』


「ううん。謝んなくていいよ」


『大丈夫?』


「大丈夫大丈夫!雪は何も気にしなくていいんだからな。楽しんで来いよ」


『ありがとう』



しばらく他愛のない話をして電話を切った。


俺は聖夜と紗雪を起こさないように静かにベッドを出て、寝室を出てリビングに行った。




―悠翔Side end―