【続】貧乏姫と金持ち王子





「聖夜、紗雪?パパと2階のお部屋に行こ?」



俺は聖夜と紗雪に手を差し出した。



「いや!」


「ここ…いるの!」



聖夜も紗雪も俺を拒否。


首をブンブン振ってる。



「お姉ちゃんたちはこれからお仕事なの。だから…ねっ?」



それでも首をブンブン振ってる2人。



「いいじゃないですかぁ…社長」



そう言ったのは美香ちゃん。



「そう言うわけにはいかないだろ?お客様だって来るんだし」


「ほら!今、子供店長って流行ってるじゃないですか!聖夜くんと紗雪ちゃんも今日1日、子供店長ってどうですか?」


「あのねぇ……。他社のをパクってどうすんだよ。しかも子供店長はライバル社だろ?」



やれやれ…。


美香ちゃん、君もクビにされたい?


俺は聖夜と紗雪を抱きかかえた。


暴れる聖夜と紗雪。


しまいには泣き出すし……。


でもこのまま、ここに置いとくわけにはいかない。


俺は泣き叫ぶ聖夜と紗雪を抱き上げて2階の社長室に行った。