「おはよ」



リビングにお母さんが入って来た。



「あっ、おはよ」



お母さんは聖夜と紗雪を両腕に抱えてる。



「お母さん、ありがとうね」



私はキッチンから出て、聖夜を抱っこした。


聖夜のホッペにチュッとキスをした。


そして聖夜を床に下ろして、紗雪を抱っこして、聖夜と同じようにホッペにチュッとキスをした。



「もうすぐしたらマンマ出来るから待っててね」



私は聖夜と紗雪の頭を撫でた。


ニコッと笑う聖夜と紗雪。


それが凄く可愛い。


早く"パパ""ママ"って言ってくれないかなぁ。



「お母さんも食べてく?」


「お母さんはいいよ。もう食べちゃったから」


「もう食べたの!?」



時計を見ると7時過ぎ。



「休みの日でも早く目が覚めちゃうのよね」



と、お母さんは笑いながら言ってた。


これからお赤飯の用意をするからと自分の家に帰って行った。