【続】貧乏姫と金持ち王子




結局、前と同じように一緒にお風呂に入らされたわけで……。


私は浴槽の角で膝を抱えて固まっていた。


向かい合わせの格好で私の前には悠翔さんがいる。


明るい中でも悠翔さんは堂々としてる。


悠翔さんの体は細いけど、ほどよく筋肉もついてて、中年男性のようにお腹は全く出てなくてペチャンコ。


足も長くて、肌の色も白くて綺麗。


漫画に出てきそうな美少年って感じ。


とても三十路で2児のパパには見えない。



「雪、こっちおいで?」


「や、やだ。いい!」



私は首を左右にブンブン振った。


「どうして?」


「恥ずかしいから……」


「恥ずかしがることなだろ?」



悠翔さんはそう言うと、私の体を自分の方に抱き寄せた。



「キャッ!やだ!」



抵抗してみても無駄だった……。


私は悠翔さんの足の間に入ってクルッと回転すると、後ろからギュッと抱きしめらてる格好になった。