【続】貧乏姫と金持ち王子




料理はどれも凄く美味しかった。



「美味しかったね」


「あぁ。旨かったな」



最後に出たコーヒーと紅茶を飲みながら悠翔さんとそう言い合った。


本当に美味しいものって「美味しい」としか言いようがないんだよね。



「悠翔さん、ちょっとお母さんに電話していい?」


「あぁ」



私は鞄から携帯を取り出して、お母さんに電話した。



「お母さん、雪だけど。聖夜と紗雪はおりこうにしてる?」


『うん。大丈夫だよ。何も心配いらないからゆっくりしておいで』


「うん。ありがとう。じゃーね」



私は電話を切って、鞄にしまった。



「何だって?」


「心配いらないからゆっくりしておいでだって」


「そっか。じゃーそろそろ出よっか」


「うん」



私と悠翔さんはレストランを後にした。