「ん?何?」
悠翔さんが不思議そうな顔で言った。
「な、何でもないよね。雪ちゃん?」
「う、うん」
まだ笑いを堪えてる私と真壁さん。
「ふーん……」
悠翔さんはそう言って、またパソコンの画面に目を落とした。
ふぅ。
危ない危ない。
「あっ!真壁さん」
「ん?」
「これ、私から皆さんへのクリスマスプレゼントです」
私は紙袋を真壁さんに渡した。
悠翔さんと結婚してから毎年、スタッフの人にクリスマスプレゼントをしてるんだ。
クッキーだったりチョコだったり。
今年はマカロンにした。
「いつもありがとう。皆、喜ぶよ」
真壁さんは笑顔で言ってくれた。
そして「皆に渡して来るね」と言って、社長室を出て行った。



