【続】貧乏姫と金持ち王子




社長室のドアをノックした。



「どうぞ」



と、中から悠翔さんの声が聞こえた。


ドアを開けると、悠翔さんはパソコンを弄っていた。



「悠翔さん」



私の声に顔を上げる悠翔さん。


メガネをかけてる悠翔さん。


いつもはコンタクト。


だけど今日は朝、時間がなくてメガネ。


メガネの悠翔さんもカッコイイ。



「もう少ししたら終わるから座って待ってて」


「うん」



私はソファーに座った。


パソコンのキーボードを打つ音だけが部屋の中に響く。



「外、寒かった?」


「うん。雪が降りそうだよ。ホワイトクリスマスになったらいいね」


「そうだな」



悠翔さんが微笑む。