【続】貧乏姫と金持ち王子





「雪?」



寝室に悠翔さんの声が響いた。


仕事から帰って来たんだ。



「お義母さんから体調が悪いって聞いて……大丈夫か?」



悠翔さんがベッドに腰掛けた。



「……ん」



小さく返事をする。


悠翔さんが布団を捲った。


泣いている私の顔を見て目を見開いている。



「雪?どした?」



悠翔さんが驚いたように聞いてきた。


言ってもいいのかな……。



「………」



何も言わない私に悠翔さんが、



「雪?何があったんだ?何かあったら何でも話すって約束したろ?」



と、私の頭を撫でてきた。


確かに約束した。


だけど今日のことは本当に言って大丈夫なの?