「中学生の男の子で、誰かを幸せに出来る子なんていないっしょ?」
「バイトも出来ないからデートするんだって親の金なワケだし、ましてココロだってまだまだ未熟で、利己的な恋愛しかできてないよ」
「それは、そこいらの大学生にも言えるけど…」と、双子は付け足して笑った。
「ともかく。寿くんが思ってるより、皆、不完全なんだよ」
「それなら、より不完全な方がマシだって話! 苦悩して、葛藤して、傷ついて…」
「それで、最初の話に戻るの!」
「……は? というと?」
「バイトも出来ないからデートするんだって親の金なワケだし、ましてココロだってまだまだ未熟で、利己的な恋愛しかできてないよ」
「それは、そこいらの大学生にも言えるけど…」と、双子は付け足して笑った。
「ともかく。寿くんが思ってるより、皆、不完全なんだよ」
「それなら、より不完全な方がマシだって話! 苦悩して、葛藤して、傷ついて…」
「それで、最初の話に戻るの!」
「……は? というと?」



