15の夜はティラミス・ガールズと共に

 「私、分かったの…!ドラマとかで言うように、100%理解し合うのが幸せじゃないんだよ!」

 「は、はぁ…」
 
 「相手を分かろうとする事が、その人を想うって事なのよ!」

 「そうかなぁ…」

 「だから綾、寿くんとは幼馴染のまんまなんだよ!」

 「どうして?」
 
 「だって、ずぅぅっと一緒に育ってきたから、もう100%分かり合っちゃってるんだって!」

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 綾は釈然としない表情で春子と別れ、家までの100メートル、何かを考えて歩いた。