15の夜はティラミス・ガールズと共に

 「そういう事…?」

 「つまり、上手く“分かり合えない”って事…」春子は考えを纏めるように、空の雲に視線を上げた。「アイツら音楽の趣味も違えば、映画も、考えてるコトも違うじゃん?でも、だから、新鮮なんだと思う…」

 「シンセン? それが恋?」と、綾は笑った。

 「だって!」春子は綾の肩を掴んだ。「女の子同士でメールするとき、ドキドキする? この文面じゃ伝わらないかも、とか、本心はどうなんだろう、とか!」

 「……まぁ…しないかな?」

 「でしょ!」春子は両手をまるでクリスチャンがするように、胸の前で握り併せた。「今、綾に話してて分かった…!」

 「な、何が?」