原付が玄関前で止まった。 『ありがとう。』 達也にお礼をいいヘルメットを返そうとした時だった。 ぎゅっ…。 コトンコロコロ。 暗闇の中ヘルメットの落ちた音が響きわたる。 『…達也?』 達也があたしを抱き締めた。 『…俺じゃダメか?』 耳元で囁く声を疑った。