やっぱり金は欲しい。
でも…。
『すみません。やっぱり俺…金なんかよりもっと失いたくないものがあるんで。』
これ以上忙しくなったら桜子のそばにいて守ってやれねぇし…。
『TOMOこんないい話ないんだぞ。お前失いたくないものってなんなんだよ!!』
『それは…』
俺は桜子ってはっきりいえなかった。
『…分かりました。ではまた気が変わればいつでも連絡下さい。私たちはいつまでも待っていますから。』
星野さんは俺と編集長に頭を下げて部屋を出ていった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…