にこりと笑う桜子が可愛すぎて俺の緊張が一瞬緩む。


『あのさぁ桜子実は…。』


『まあいいから座って。』


桜子がほほ笑みながら俺の腕をひっぱり隣に座らせた。


テーブルには桜子の他にもう一つグラスが置かれていた。


…誰?


『なんか飲む?』


桜子がメニュー表を広げて渡してくれた。


こうなったらメニュー決める前に勢いで言って済ませちゃおう。


『実は俺がTOMOなんだ…。』


………。


桜子が固まった。


直球すぎたか?