『俺もドジだよな。こんな怪我して。』


笑いながら言う先輩


『大丈夫なんですか?』


ドキドキを抑えて聞いた。


『大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。』


先輩は微笑みながら部室へと戻っていった。


あたしも先輩の怪我は自分で転んだと思った。


あることを知るまでは…。