『俺の最後の試合、約束果たすために今練習休むわけにはいかねぇ。』


先輩はあたしを見ていった。


約束…。


あたしは目を逸らした。


『自分の身体だから私はもう言わないけどちゃんと考えてやりなよ。』


咲季さんはそう言い残しあたしたちを残して去って行った。


…咲季さん置いてかないでよ。