『どうしたんですか?何かいいことあったんですか?』


胴着に着替え面を被る前に白い手拭いを頭に巻き付けながら


『ぜってぇお前のために勝つから。』


ドキッ…ン


あたしが書いた小説のセリフそのまま言われた。


先輩にあたしが言われたい言葉を言われて胸がドキドキした。


『なんてな。』


一瞬照れてた先輩だけど面ですぐに顔を隠しあたしの頭をなで道場に向かった。