理子はとっとと彼氏の元へ行ってしまった。


(もうなんなのよ。達也となんかあるわけないじゃん。タイプじゃな…)


『よっお前何ぶつぶついってんの?』


肩を叩かれびっくりした!!


タイプじゃなくても考えてた人がタイミングよくきたら変に意識しちゃうじゃん。


『べ…別に。今日の夜何食べよかなってハハッ』


なんかあたし顔引きつってるけど大丈夫?


『桜子ってさー…』


笑いながら達也が何かをいいかけた。