『やっばい遅刻だよぉー何でお母さんもっと早く起こしてくれないの?』


パンをかじりながら制服のネクタイをする。


『何回も起こしたわよ。あんたわかったっていってヨダレ垂らしながらお尻掻いてるだもん。ありゃー男できないわ。』


リビングに腰かけ呆れ顔のお母さん。


『うっさいなあ。』


そういい立ちながらハムエッグを食べる。


『あんたは色気より食い気ね。』


遅刻しそうでも朝ごはんはちゃっかり食べるあたしになおも呆れるお母さん。


『うっさい、いってきます。』


急いでオレンジジュースを飲み干し家を出た。