「そうや、 うーちゃんって誕生日来月やったやんな?」 突然の雫石さんの言葉に驚いたアタシは段差から落ちそうになった。 「わっ!危ない」 アタシは地面に手をついたもののどうにかこけずにすんだ。 うー…。 カッコ悪い…。 「大丈夫?」 「だ…大丈夫ですっ!」 焦って答えるアタシ。 「ごめんな、 急に話しかけたから…」 申し訳なさそうに雫石さんは謝る。