「うーん…」 唸る美月。 唸りたいのはアタシのほうだ。 でもできるだけ冷静に言った。 「あーほら、 向こうも忙しいんちゃう? 携帯入れ違ってたときもバイトとか言っててなかなか連絡なかったし」 ってかなんでアタシが言い訳してんのよ。 「ふーん、 そんなもん? なんかつまらへーん」 やっぱりね。 そうでしたか。 アタシの心配ってよりも自分の興味だったってことですか! 結局、 カフェにいる間、 返信はなく…。 「さて、帰ろうかー」 どちらからともなく立ち上がりレジで精算をすませる。