出てきたのは知らない人とか大学の学生課とかアタシが行ったことないような店とか。 ……。 もしかしてアタシ。 さっき携帯落としたとき…。 慌てて自局電話番号を呼び出してみる。 「…これ… アタシの携帯とちゃうって…」 これってさっきの人の携帯なんだ。 きっと同じ携帯でお互い携帯を落としたとき間違って拾い合ったんだ…。 目の前、真っ暗! とにかく! アタシはさっきのひとを探そうと急いで階段を駆け上がる。