……!! でも。 わかってたけどやっぱり響のほうが断然にうまい。 アタシに遠慮して合わせてくれているのがわかるけど。 それでも響のほうがずっとうまい。 「ほらっ!設楽!頑張って」 あまりにもアタシのミスが多くて自分でもなんか焦っていっているのがわかる。 勝負なんか関係ないって言っておきながら。 「もーっ! アタシにはやっぱ無理!」 ホッケー台の向こうにいる響に 大きな声で言う。 なんか小学生の子供みたい。