「次は~…」 車内アナウンスにハッと目が覚める。 え! ここどこ? にぎやかな繁華街を抜けて外を見るとだいぶ景色が変わってる。 あ、ヤバい。 もしかして今出川まで帰ってきた? 乗り過ごすっ? 乗り過ごしたっ? アタシはちゃんと場所を確かめず慌てて降車ボタンを押して次の止まったバス停で降りる。