遼ちゃんのこと気にしないって言いながらも。 さっき歩いてるときも。 それから、 今だって こうしてバスの車窓から ここから見えないだろうか とか 紺色の自転車とか 探している。 そのうちバスの暖房と揺れが心地よかったのか、 乗り過ごさないよう頑張って起きていたつもりなのにいつの間にか眠ってしまった。