なんかアタシの相談にのってもらいたい気分。 どうしたら佐々布 遼の気持ちがわかりますか? って。 あーそれはまた違うか。 でも遼ちゃんの大学って今まで1回も行ったことなかったし。 ちょっと興味ある。 でも…。 「そんな難しいこと考えないで遊びに来るって感じで構いませんよ?」 「それなら…」 アタシのその返事に彼は側に置いてあったメモを破って教室の場所や時間を書いてアタシに渡した。 「これでもしわからなければ電話ください。 相談中でなかったら出れますから」 「うん、ありがとう」