えーーーっ…。 もしかして。 アタシ、迷子? ヤバイ、ヤバイ。 早く戻らないと。 アタシは来た道を一生懸命思い出しながら、 キョロキョロして早足で歩いた。 でも焦ると余計に道がわからなくなる。 「………?」 なんか嫌な気配がしてアタシは立ち止まって後ろを振り向いた。 「気のせい…かな?」 アタシは再び歩き出す。 …でもなんか違う。 今度は歩きながら後ろをちょっと振り向いてみた。 そのとき見知らぬ男の人がアタシの後をついてきているのに気がついた。