草食系鈍感彼氏の射止め方


「うわっ!もう時間!」

部屋の時計をみると13時半になっていた。

結局、紺色のチェックのワンピースの上にコートをひっかけた。


玄関でお姉ちゃんがニヤニヤとして立っている。

「あれー?どこ行くん?
気合入ってるやん?」


そっか。

このカッコでも気合入ってるように見えるのか…。


アタシはこの服を選んだことを後悔した。