…明日、電話しよう。 多分、 こうして延ばし延ばしにしてるってことは明日もきっと電話しないだろうな ってなんとなくそう自分を分析した。 もう、どうしようか…。 と、そのとき携帯が鳴った。 「うわっ!!」 アタシは驚いて声をあげた。 「お姉ちゃんの声の ほうがびっくりやわ」 隣でももはぶうっとむくれて そしてまたテレビを見入っていた。 着信は 「佐々布 遼」だった。