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「んで?
あれからどしたん?」
翌日、
美月は楽しそうな顔をして聞いてきた。
「慰めてもらったぁ?
どっかデート行った?
それから何した?
あーんなこととかこーんなこととか…」
彼女はニヤニヤしながら言っている。
あのねぇ。
アンタの変な気の使い方でホンマエライ目に合ったんだから。
だいたい美月のせいであんなことにっ!
美月は相変わらず楽天的っていうのかなんていうのか。
「…なんかわけのわからん図書館に連れて行かれて手伝いさせられてた」
「え?なにそれ」
アタシは続けた。
「それからテレビの予約を入れるの忘れてたから先に帰るってアタシに仕事頼んで帰った」

