「あ、また都合のいいとき連絡ください。 これ、コピー代、 2000円で足りると思いますから。 置いていきます。 コピーは週末までに渡してくれたらかまいませんから!」 そう言い終わらないうちに彼は財布からお金を取り出しながら立ちあがり図書館から慌てて出て行った。 ちょ…待っ…!! なんでアタシがそこまで…??? どういうこと? アタシ今日、 落ち込んでるから慰めてもらうんじゃなかったの? もうっ! 信じられない! アタシは呆然と急いで帰る彼の後ろ姿を見送った。