アタシは一字一句、 確かめながらその意味のわからないタイトルの本を探し始めた。 えっと…。 …でも。 甘かった。 さすが専門の図書館だけあって似たようなタイトルの意味のわからない本が多すぎてなかなか見つからない。 日本人なのに日本語が理解できない…。 アタシってここまでもおバカだったっけ…? それでもどうにかこうにか本を見つけて佐々布さんの元へ持って行く。 彼は座って必要なページのところに付箋を貼り付けてたりノートに何か書き写したりしていた。 わ…。 あんな真剣な顔、 初めて見た…。