--------------- そんな感じで過ごしていたからあっと言う間に翌日なんてやってくる。 昨日と違ってなんとなく胸の奥がモヤモヤする。 そしてコートを探しているとちょうど響が移動しているところに出くわした。 彼はアタシに気が付くとクラブのメンバーの群れから離れアタシのところにやってきた。 「来てくれたんや…」 「うん、頑張って」 アタシはこころのモヤモヤを隠し精一杯で笑って言う。 でも響のほうは自分の手元を見たり腕を組んだりしてなんとなく落ち着かないように感じる。